
こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
最近、こんな声をよく聞きます。
「AIの進化が速すぎて、全然ついていけてない……」
「ChatGPTを使ってみたけど、
イマイチの回答しか出力されなくて使わなくなった」
「AIの使い方を学んだほうがいいとは思うけれど、
指示の出し方が難しそうで、正直やる気が出ない」
あなたも、こんなふうに感じたことはありませんか?
もしそうだとしても、安心してください。
AIに対する不安や誤解のほとんどは、
単なる思い込みに過ぎないからです。
実際、AIを使いこなしている人は、
特別なことをやっているわけではありません。
ただ、AIの使い方のコツを知っているだけなんです。
そこで、今回から全5回のシリーズで、
「天才のChatGPT活用法トップ10」を
お伝えしていきます。
生成AIの論文を100本以上読んできた私が、
マサチューセッツ工科大学などの天才たちがやっている
AI活用術をランキング形式で紹介します。
今回ご紹介する10個の方法を
全て実践している人はほぼいませんし、
一般的なAIの本などにもまず載っていない内容です。
それでいて、どれもすぐに試せるシンプルな方法ばかり。
たとえ今、あなたがAIに乗り遅れていても、
努力ゼロで急成長できるので、
ぜひ最後まで読んでください。
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『 天才のChatGPT活用法トップ10(第1回目)』
AIは言語化力より写真で差がつく
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まず、ランキング10位から紹介します。
10位は、「AIに写真で指示する」です。
「AIを使いこなすには、言語化力が必要である」
こんな話をネットで見たことはありませんか?
そして、あなたも、
「わかりやすい文章を書かなきゃいけない」と
地味にプレッシャーを感じているかもしれません。
でも、丁寧に文章を打ち込んでも、
結局AIから期待外れの答えが返ってきませんか?
これ、典型的なAI弱者ムーブです。
怪しい自称AI専門家の言うことを真に受けすぎです。
実は、AIガチ勢たちは、
自分で文字を打つ量を減らしています。
「説明する」ことよりも、
「見せる」ことを優先しているのです。
「え、説明しなくていいの?」って、思いますよね。
その根拠が、マイクロソフト・リサーチが出した
「マルチモーダルAI」の論文です。
マルチモーダルAIとは、文章だけでなく、
画像なども理解できるAIのことですね。
The Dawn of LMMs: Preliminary Explorations with GPT-4V(ision)
https://arxiv.org/abs/2309.17421
この研究では、情報を言葉だけで伝えるよりも、
画像と文字をセットにしたほうが
精度が高くなるケースが多いとされています。
つまり、文字だけだと、AIはあなたの意図を
あまり理解してくれないのです。
なぜでしょうか?
理由は、画像には文字に書き起こせない
膨大な「文脈」が含まれているからです。
ここで、ちょっと想像してみてください。
あなたが旅行の思い出を友人に伝えるとき、
どちらの方法を選びますか?
1つ目。
「青い海に白い砂浜、ヤシの木が3本生えていて……」
と、1,000文字の文章でメールを送る。
2つ目。
スマホで撮った海の写真を1枚送る。
どちらが正確に伝わるでしょうか。
言うまでもなく、
写真ですよね。
写真一枚で、
1,000文字以上の情報を伝えられるのです。
この話は、あなたがChatGPTを使うときにも、
そのまま当てはまります。
AIに状況を理解させるために、
必死にキーボードを叩く必要はありません。
ただ写真を送ればいいんです。
「具体的にどういうシチュエーションで
写真を送ればいいの?」と思いますよね。
そこで、具体的な使い方を3つだけご紹介しましょう。
1つ目。
冷蔵庫を開けて食材の写真を撮り、
ChatGPTに「この食材で作れるレシピを3つ教えて」
と聞くだけです。
この方が、レシピサイトを見るより数倍早いです。
2つ目。
紙で資料を配られた場合、それを写真に撮って、
ChatGPTにアップロードしましょう。
そして、「要約して」とか「要点やTo doをまとめて」
と指示すると、秒でやってくれます。
3つ目。
家電を使っていてエラーコードが出たら、
その家電の型番とエラーコードを写真に撮って、
ChatGPTに「何が原因ですか?」と聞きます。
これだけで、説明書がなくても対応できます。
私の洗濯機も先日、エラーが出たのですが、
この方法ですぐに使えるようになりました。
どれも、今のAIだからこそできる使い方です。
まあ、難しく考えなくて大丈夫です。
今日から、迷ったら写真を撮って
AIに投げるだけでいいんです。
つまり、あなたのカメラアプリを
AIの目として使うイメージですね。
言い換えると、AIに向けて文章を書くよりも、
「写真を見せる」ことを意識しましょう。
AIへの心理的ハードルがなくなって、
頑張らずに使いこなせるようになりますよ。
ちなみに手書きの文字を写真に撮るのは
かなり微妙です。
私も試しましたが、手書きだとAIの読み取り精度は
体感で7割くらいしかないからです。
つまり、誤字・脱字率が3割もあるということで、
これは使い物になりません。
クソです。
手書きの文字は写真に撮るよりも、読み上げて、
AIに音声入力で指示をした方が精度が高いです。
次に、ランキング9位のChatGPT活用法を紹介します。
9位は、「AIに地雷の位置を教えてもらう」です。
実は、AI弱者ほど「うまくいくやり方」を
AIに聞こうとします。
たとえば、「プレゼンでうまくいく方法を
教えてください」みたいな感じです。
ただ、この聞き方だと、その通りに実践しても
思ったような結果にならないことが多いです。
一方で、AIガチ勢は少し違います。
まず「プレゼンで初心者がやりがちな失敗は
なんですか?」とAIに聞きます。
つまり、地雷の位置を先に教えてもらうんです。
すると、AIは「スライドに文字を詰め込みすぎる」
とか「資料をそのまま読み上げる」といった
失敗例を出してくれます。
これを知っておくだけで、
プレゼンの失敗をかなり避けられます。
ちまたの小手先AI塾の講師って、
「AIにやり方を聞きましょう」とか言っていますよね。
これを、真に受けてはいけません。
間違いではないんですが、それだけだと
見えない地雷を踏みやすくなります。
その結果、「AI、全然使えねーじゃん」と感じて
挫折することになります。
その根拠としてご紹介したいのが、
AI研究で世界トップクラスである
カーネギーメロン大学などの研究です。
Using Erroneous Examples to Improve Mathematics Learning
https://www.cs.cmu.edu/~bmclaren/pubs/AdamsEtAl-UsingErrExToImproveMathLearningWithWebTutoringSys-CHB2014.pdf
この研究では、問題を普通に解くグループと、
あえて「間違えた回答例」を分析するグループで、
学習効果を比較しました。
その結果、どちらが勝ったと思いますか?
答えはもちろん、
間違えた回答例を分析したグループです。
このグループは、
即時のテストでは差は出ませんでしたが、
後日のテストで高い成績を出したのです。
私たち人間はどうしても
「成功のルート」を知りたがります。
それも大事なんですが、同じくらい
「地雷を避けるマップ」も重要なんです。
というのも、人は正解だけを与えられても、
なかなか頭に入りません。
それよりも、「なぜダメなのか」を考えた方が、
記憶に残りやすいんです。
そこで紹介したいのは、
マサチューセッツ工科大学の認知科学者、
ジョシュア・テネンバウム教授らの研究です。
Building Machines That Learn and Think Like People
https://arxiv.org/abs/1604.00289
この論文では、人は単に正解を覚えるのではなく、
「なぜそうなるのか」という因果関係を理解することで、
深く学習するとされています。
だから、「なぜダメか」を考えること自体が、
効果的な学習に直結するんです。
たとえば、マリオでも、
ノコノコにぶつかって一度ミスして、
「ああ、避けなきゃダメなんだ」って学びますよね。
それと同じです。
ここで、私がこの研究を
実務に落とすアイデアを考えたのでご紹介しましょう。
多くの社会人が経験するプレゼンの事例です。
まず、AIに「プレゼン初心者がやりがちな失敗を
10個挙げてください」と最初に聞きます。
さらに、「もしあえてやってしまったら
どうなりますか?」と質問を続けます。
すると、たとえばこんな答えが返ってきます。
1.聞き手の脳がフリーズします。
2.「この人、いらなくね?」と思われます。
3.会場に「内職」が蔓延します。
これはヤバいですよね。
リアルに、会場の空気が凍りそうです。
でも、こういう説明を読むと、
「なぜダメなのか」がはっきりします。
だから、「これは避けよう」と自然に理解できるんです。
実際に、私のクライアントもこの方法で
プレゼンがうまくいったと言っていました。
当然ですよね。
だって、初心者がつまずくところって
だいたい共通しているからです。
それをAIはちゃーんと知っています。
ただし、こちらが聞かない限り教えてくれません。
なので、次のように聞く必要があるんです。
「●●の分野で初心者がやりがちな失敗を
10個挙げてください」
「もしあえてやってしまったらどうなりますか?」と。
この方法を使うと、
無理なくAIを使いこなせるようになります。
新しいことを始めるときに、
まず地雷の位置を確認するだけです。
これだけで、あなたは普通の人よりも
はるかにAIの能力を引き出せるようになります。
そして、ここまで読んでいるあなたは、
もうすでにAIを使いこなせる側に入っています。
つまり、あなたが新しい分野に挑戦するときも、
遠回りせずに進みやすくなります。
地雷さえ避けていけば必ずうまくいくので、
焦らずにあなたのペースで積み重ねていきましょう。
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今回は、「天才のChatGPT活用法トップ10」の、
ランキング10位と9位を紹介しました。
次回は、8位と7位を紹介します。
AIの回答の精度に不満を感じている人や、
AIによる「思考力の低下」に不安を抱いている人に
特に役立つ内容なので、ぜひ楽しみにしていてください。




















