
こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
私はクライアントに、こんなことをたまに質問されます。
「相馬さんって、ドン底から、短期間で
20億を売る起業家になったじゃないですか。
これって、普通の人がやらない特別なことを
やったからできたんですか?」と。
これに対する答えはシンプルです。
特別なことをやったわけではありません。
むしろ、やらなかったことのほうが
大きいんです。
人生がうまくいかない人の習慣って、あるんですよね。
私はそれを徹底的に手放してきました。
あと、新しい習慣を始めるより、
悪い習慣をやめるほうが簡単で、効果が高いんですよ。
だからこそ、まずは「何をやめるべきか」を知ることが重要です。
なので、今回から
「この7個の習慣をやめたら、20億円売れてました」
という、全4回のシリーズ形式の記事を書きます。
さて、私は、起業当初は人生ドン底でした。
月収8万円のへっぽこ起業家で、
自己肯定感もド底辺でした。
あるのは何百万円もの借金だけ。
電気やガスが
止められたこともあります。
当時の私はひたすら行動していました。
ですが、いくら行動してもビジネスで結果が出ません。
そこで、なんとか自分を変えようと、
一つ一つ悪習慣をやめていったんですね。
すると、自分のメンタルが改善していき、
同時にビジネスも好転していきました。
今では起業支援コンサルタントとして、
のべ20億円もの売上を立てられるようになりました。
私が支援した起業家は、のべ7,000人を超えています。
私が何をやめて人生が変わったのか
気になりませんか?
もちろん、人生が大きく変わったのは
私だけではありません。
この習慣をやめたことで、私のクライアントも
私と同じように人生が変わりました。
1億円や10億円の売上を超えている起業家も
たくさんいます。
ですので、1つでも良いので、
ピンときた習慣をやめていただければと思います。
今回は、まず私が真っ先に捨てた
2つの習慣からお話ししますね。
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『この7個の習慣をやめたら、20億円売れてました
(第1回目)』
「自分を信じろ」は最悪の助言
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私が真っ先に捨てたのは、「自分を信じる習慣」です。
「自分を信じろ」ってよく聞きませんか?
ビジネスなどの成功者が
「自分を信じろ」と言っていることがありますよね?
でも、あれは最悪の言葉です。
高層ビルの屋上で、
「I can fly」って言うようなものです(笑)
なぜなら、自分を信じていいのは、
すでに結果を出している人だけだからです。
まだ結果を出していない人が自分を信じたら、
どうなりますか?
答えは簡単です。
間違った自分のやり方を続けてしまって、
失敗し続けるだけなんです。
「自分を信じてはいけないなら、
何を信じればいいの?」と
あなたは思ったかもしれませんね。
それは「結果を出している人『だけ』を信じる」
ことです。
残酷ですが、これが真実です。
起業当時の私はまさに、自分を信じていたせいで
ビジネスがうまくいきませんでした。
たとえば、先輩の起業家からこう言われたことがあります。
「相馬さんの話は論理的だけど、
お客さんの感情を全然動かさないよ。
もっと感情を動かさないと売れないよ」と。
でも私は、そのアドバイスを
話半分に聞いていました。
我流を貫いて、論理的な話をし続けたんです。
その理由、今だったらわかります。
エゴがあったからです。
当時は「論理的な話をすることで
頭がいい人に見られたい」と思っていました。
ダサいでしょ?w
論理的な話を続けた結果、
私は全然売れませんでした。
その結果、私は借金まみれになりました。
お金がなくてご祝儀代さえ払えなくて、
知人の結婚式にも参加できなかったのです。
「私は人の幸せを祝うことさえできないんだ」と
かなり落ち込みました。
そこで私はエゴを捨て、
起業家の先輩の言うことを実践してみました。
すると、売上がそれまでの2倍になったんです。
すごくないですか?
そのとき、私は思いました。
「自分はクソみたいなエゴを貫きたいのか?
それとも結果を出したいのか? どっちなんだい!」と。
なかやまきんに君みたいでしょw
私はこれを
「エゴか、結果か」と呼んでいます。
自分のやり方というエゴを貫くのか。
それとも我流をやめて、
成功者をマネして結果を出すのか。
私たちはどちらかしか選べません。
よほどの天才でもなければ、両立は無理です。
ポイントは、たとえあなたが嫌いな人だったとしても、
やり方をマネするということです。
これがなかなか難しい。
あなたが望んでいる結果を出しているなら、
たとえ嫌いでもあなたの先生なのです。
「自分の嫌いな人からは学びたくない」
というのもまた、エゴの1つなのです。
もしあなたが結果を出したいのであれば、
エゴを脇に置きましょう。
言い換えると、自分を信じるという習慣を
やめてほしいのです。
そして次に手放したのが、
「自分を信じる習慣」と同じ頃に気づいた
もうひとつの足かせ。
それは、「自分に厳しくする習慣」です。
あなたは、
「成長するためには自分に厳しくする必要がある」
と思っていませんか?
実はそれ、完全に逆なんです。
「えっ、ホントに?」って思いますよね?
私はかつて、
「自分に厳しくしないとダメ人間になってしまう」
と信じていました。
典型的な成長マゾでしたw
でも、真実は自分に厳しくするほど、
成長しにくくなるんです。
なぜそうなってしまうのでしょうか?
成長を止める最大の原因は、
「自分への攻撃」だからです。
詳しく説明しますね。
起業当初の私は、
毎晩、自分で自分に説教していました。
「お前はまだ足りない!」とか
「もっと自分を追い込め!」と。
ほら、成長マゾでしょw
で、その結果どうなったか。
私は行動できなくなったんです。
うつ病一歩手前まで行って、
ついに働けなくなってしまいました。
行動しようとすると、心臓が痛くなってしまったんです。
その理由は、自分に厳しかったからです。
要は、いつも自分で自分を責めてしまうので、
心がブレーキを踏んでしまったんです。
そんなときに、私は奇跡的に、特効薬に出会ったんです。
何だと思いますか?
それは、セルフ・コンパッションという
最新の心理学の考え方です。
セルフというのは自分へのという意味で、
コンパッションというのは優しさです。
あ、心理学の専門用語なので、
これは別に覚えなくて大丈夫です。
つまり、自分へ優しくすることが、
行動を生み、成長につながるんですよ。
そこで、私は「自分に厳しくする」
という習慣をやめたんです。
代わりに、毎日、
自分で自分に優しい言葉をかけることにしました。
「今日はこれで十分だよ」とか
「少しでも進めたんだから偉いよ」と。
それを続けていくうちに、
不思議と行動ができるようになっていきました。
私は先延ばしグセがひどかったのですが、
そのクセがほとんど消えました。
さらに、行動と成長のスピードが
一気に上がったんです。
この考え方は、テキサス大学の
クリスティン・ネフ博士が提唱した概念です。
「自分に優しい人ほど、失敗したあとに
再挑戦するモチベーションが高い」。
こういったことが論文にも書かれています。
これはなぜだと思いますか?
それは、失敗したときに
「大丈夫だよ、誰でも失敗くらいするからね」
と優しくしてあげられるからです。
これだと再チャレンジしやすいですよね。
Self-compassion, Achievement Goals, and Coping with Academic Failure
https://self-compassion.org/wp-content/uploads/publications/SClearninggoals.pdf
逆に、自己肯定感が低い人ほど、
失敗したときに自分で自分を責めてしまうんです。
「この程度で失敗するなんて、ありえない」と。
そうなると、行動したくなくなってしまいますよね?
なぜなら、失敗した瞬間に、
自分が「最大の批判者」になってしまうからです。
もしかしたらあなたも、自分を責めすぎていませんか?
もしそうなら、「自分に厳しくする」
という習慣をやめてほしいのです。
意外かもしれませんが、
自分に優しくしても、人は怠けません。
自分への優しさは、サボりの反対なんです。
失敗したときほど自分を励ましてあげること。
それが、本当の意味での
「ストイック」なんです。
逆に、失敗したときに厳しくすると、
燃え尽きてしまうので気を付けてください。
さて、今回は私が成功するために真っ先に捨てた
2つの習慣をお伝えしました。
1つは「自分を信じる習慣」、
もう1つは「自分に厳しくする習慣」でしたね。
この2つを手放すだけでも、
あなたの人生は大きく変わるはずです。
とはいえ、「自分の内側」だけに
目を向けているだけでは、まだ不十分です。
なぜなら、私たちは常に「他人との比較」や、
「世間の常識」に振り回されているからです。
情報や他者との繋がりを求めてSNSを開けば、
嫉妬や劣等感に悩まされる。
仕事では、効率化を追求するほど
なぜか遠回りしてしまう……。
そんな矛盾した習慣に、あなたも苦しんでいませんか?
次回は、私が成功するために捨てた
「他人との比較」と「効率化」の習慣についてお伝えします。
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「この7個の習慣をやめたら、20億円売れてました」
の第1回目は以上です。
次回も楽しみにしていてください。




















