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なんちゃってリバタリアン

心理学

2023年4月10日

相馬一進


こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。


インターネット上で動画を投稿したり
記事を書いたりするインフルエンサーを見ていると、
“なんちゃってリバタリアン”がときどきいます。


ここで言うリバタリアンとは、自由至上主義者のことです。


つまり、「個人の自由を大切にしよう」
「国家の規制はいらない」「福祉も最低限でいい」
といった考え方の人がリバタリアン的だと言えます。


※厳密な意味でのリバタリアンは定義が難しいので、
 「リバタリアン的」と表現しています。


そういったリバタリアン的な考えを持つのは、
それこそ思想の自由なのでかまいません。


ただ、心理学的な観点でリバタリアン的な人を見ると、
気になることが私はあります。


それが、「大半は自己アピールのための発言に見える」
ということです。

 

 

というのも、リバタリアン的な言動は、
周りの人に優秀そうな印象を与えられます。


たとえば、「政府の助けなんていらない!」と言うと、
「自分のスキルだけで生きていける能力がある」
といった印象を作れますよね。


また、「すべての規制を撤廃しろ!」と言えば、
「完全な自由競争でトップになれる自信がある」
というアピールになるでしょう。


だからこそ、リバタリアン的な発言の多くは、
自分を優秀そうに見せたがる心理の結果に過ぎない
というのが私の考えです。

 

繰り返しますが、リバタリアン的な考えを持つのは
思想の自由なのでかまいません。


ですが、自己アピールをしたいだけの
“なんちゃってリバタリアン”を見ると、
「え? 心の底からその思想を持っているの?」
と、問いたくなります。


なぜなら、リバタリアン的な思想を突き詰めると、
かなり過酷な世界になるからです。


たとえば、自由至上主義を突き詰めた世界は、
危険な商品やサービスが横行しても、
「買ってしまった人の自己責任」となります。


法規制や消費者保護センターなどが
なくなっていくからです。


また、ケガや病気で失業しても生活保護がなく、
蓄えがないと介護もしてもらえない。


そういった弱肉強食のような世界になるので、
大抵の人にとっては生きにくくなるはずです。


そういった点を理解した上で、
なおリバタリアン的な世界を求めるのは、
かなり特殊な嗜好の人だけでしょう。


リバタリアン的な発言をしている人の中に
その特殊な嗜好の人が、
どれくらいの割合でいるのでしょうか?


9割は自己アピールのための
“なんちゃってリバタリアン”に過ぎないはずです。


あるいは、何かの分野で結果を出した人が
「自分は強者だ! どんな環境でも生きていける!」
と思い上がっているのかもしれません。


実際は、自分が苦手な分野であれば、
弱者の側になってしまうにもかかわらず。

 

いずれにせよ、本当にリバタリアン的な人は
人間心理から考えてもごく僅かしかいない、
というのが私の見解です。


あなたもリバタリアン的な発言をしたくなった場合は、
「これは単なる自己アピールではないか?」と
自問してみてください。


また、リバタリアン的な発言をする人を見ても、
そういった人を尊敬しすぎないように
注意してほしいと思います。


虚栄じみた自己アピールをする
“なんちゃってリバタリアン”に憧れたところで、
学べるものはあまりありません。

 

相馬一進

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相馬一進【集客に特化した起業支援コンサルタント】 大学卒業後、松坂屋に入社する。その後、退社して起業するが、11業種で失敗。「起業成功のカギは集客にある」と悟り、企業の集客支援を始める。ダライ・ラマ14世や、スティーブン・R.コヴィー博士、リチャード・ブランソン、有森裕子などの講演会の集客を次々と成功させ、1億円超の売上を達成。現在は、起業や集客支援のセミナーを不定期で開催しており、クライアントは200業種以上。世界で上位2%のIQ所有者のみが入会できるMENSAの会員。

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