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フィルタリングの作法


こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。

 

先日、ある販売ページを見たときに私は驚きました。

 

「やる気のない人は申し込まないでください!」
みたいな文章が書いてあったからです。

 

 

それで、この販売ページの文章を書いた人に
この文言を書いた理由を聞いてみると、
「やる気のない人が嫌い」のようなのです。

 

その人は講座ビジネスをしているのですが、

「正確に言うと、やる気のない会社員が
自分の講座に来ると、教える気持ちが萎えてしまう」

とのことでした。

 

だから、「経営者にだけ講座に来てもらいたい」というのが
その人の言い分でした。

 

私はそれを聞いて、なるほど、
この人は文章が下手なんだな、と感じました(笑)。

 

私に言わせれば、コピーライティングにおいて
やる気のある/なしでフィルタリングをするのは
稚拙と言わざるをえません。

 

※ここでいうフィルタリングとは、
文言のさじ加減で来てもらいたくない人が
来ないようにする、という意味です。

 

例えば、会社員だったとしても、
ラテン系の気質で根拠のない自信があって
やる気がある人が講座に申し込んでしまうかもしれません。

 

他方、経営者だったとしても、
遺伝的に神経性傾向が高くて自信がない人は
この文言を読んだら申し込まないかもしれません。

 

つまり、やる気のある/なしでは、
会社員と経営者を正確にフィルタリングできないので
得たい目的を達成できないのです。

 

より賢い方法は、販売ページに
「経営者の方のみご参加ください」と書くことです。

 

さらに、「会社員の方はお申込みをお控えください」
とあわせて書いてもいいでしょう。

 

そうすれば、申し込んでほしくない会社員の方が
申し込まないですよね。

 

「どういう文言にすれば、来てほしくない人だけを
正確にフィルタリングできるだろう?」

こう考えるようにしましょう。

 

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相馬一進【集客に特化した起業支援コンサルタント】 大学卒業後、松坂屋に入社する。その後、退社して起業するが、11業種で失敗。「起業成功のカギは集客にある」と悟り、企業の集客支援を始める。ダライ・ラマ14世や、スティーブン・R.コヴィー博士、リチャード・ブランソン、有森裕子などの講演会の集客を次々と成功させ、1億円超の売上を達成。現在は、起業や集客支援のセミナーを不定期で開催しており、クライアントは200業種以上。世界で上位2%のIQ所有者のみが入会できるMENSAの会員。

コメント

  • harutoより: 2019年6月29日3:05 PM

    こんにちは。

    記事の文中でフィルタをかける文言の使い方を
    間違えると期待しているフィルタにはならない
    ようになっている。

    やる気のない人を外したい気持ちは分かりますが、
    それを反映できていないということですね。

    「どういう文言にすれば、来てほしくない人だけを
    正確にフィルタリングできるだろう?」

    こうします。

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